ポジティブ

ウェルビーイングとは?ウェルビーイングと幸せを徹底的に分析するの巻

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From:堀口寿人
スキーマ療法を勉強中

また、訳わかんない横文字出てきたな!

ウェルビーイングに対して、そう思っているかも知れない。

ただ、ウェルビーイングは「幸せ」を理解するうえで、僕たちに結構役立つ言葉なので、ぜひ理解して欲しいと思う。

ウェルビーイングは一言で言うと、「持続的な幸せ」という意味だ。

  • 「持続的な」という言葉がついているけど、普通の幸せとどう違うんだろうか?
  • 何でウェルビーイングなんて言葉を持ち出す必要があるのか?
  • 単なる「幸せ」という言葉で何が問題なのか?

疑問は尽きないかもしれない。

ただ、安心して欲しい。今から、そういった疑問にはちゃんと答えるつもりだ。この記事の内容を理解すれば、幸せに関する理解がグンと深まるだろう。

でも、一つだけ言っておくけど・・・

今回は、ちょっと概念的な話が多くなるので、分かりづらいかもしれない。でも、きっとあなたに役立つと思うので、一生懸命分かりやすく説明しようと思う。

ウェルビーイングと幸せの違い

これまでの幸せ理論

僕たちは「幸せ」と聞くと、何か特定の実体があるように感じがちだ。

well-being2例えば、あなたは、ここ3日くらいの間で、どんなときに幸せを感じただろう?

  • 友達とお話したときだろうか?
  • 朝目が覚めたら、最高に天気が良かったときだろうか?
  • おいしいご飯を食べたときだろうか?
  • 仕事に夢中になれているときだろうか?
  • 愛する人とゆっくりした時間を過ごせたときだろうか?
  • 身近な人から「ありがとう」と感謝されたときだろうか?
  • 仕事を一つやり遂げたときだろうか?
  • お風呂上りにリラックスしたときだろうか?

小さい事も一つ一つ数えていけば、きっとたくさんの「幸せ」が見つかることだろう。

じゃあ、ここであなたに質問だ?

「幸せって何?」

喜び?楽しさ?落ち着き?

どれとも言えそうもない。幸せには色んな感情がまざっているのが普通だからだ。

「幸せとは○○です」と言い切れない理由はここにある。幸せには色んな色があるのだ。

そんな感じで、これまで幸せに関して、「あーでもない、こーでもない」って研究者の間で議論が続いてきたわけだけど・・・

そんな中で「そもそも、幸せという実体を見つけようとすること自体に無理があるんじゃないのか?」という一つの意見が出てきた。

「確かに!」

多くの研究者たちは、そう思ったことだろう。そうやって、ウェルビーイングという概念が生まれたわけだ。

ウェルビーイングとは実体がない?

これまでの流れからお察しの通り、ウェルビーイングには実体がない。

実体がないって言うのは、他の色んな判断基準から「こんなものだろう」と理解するものということだ。

ちょっと分かりにくいかもしれないので、こんな例はどうだろう?

「リンゴ」と言われれば、あなたはリンゴを簡単にイメージするだろう。

well-being3それは、リンゴという実体ががあるからだ。リンゴは目に見えるし、味で感じることもできる。だからとても具体的だ。

じゃあ、次。

「天気」と言われたらどうだろうか?

ちょっと困らないだろうか?

雨とか、晴れとか、曇とか、強風とか、湿気多いとか全部合わせて天気なわけだ。「天気」という実体が存在するわけじゃない。だから「天気」それ自体は見えないし、聞こえないし、味もしない。

でも、天気を知る方法はある。それは・・・

well-being4気温、湿度、風の強さ、雲の量、など色んな判断基準を通して、「だいたいこんなもの」というイメージはつかめるわけだ。

健康も同じだ。「健康という実体」はない。だから・・・

身長、体重、体脂肪、血圧、尿たんぱく、などの色んな判断基準を通して、「まあ、この人は健康でしょう」と大体決めているわけだ。

ウェルビーイングも、天気とか健康と同じように、他の判断基準を通すことで、判断されるものだ。

じゃあ、ウェルビーイングにはどんな判断基準があるのか?

次の5つある。

ウェルビーイングの5つの判断基準

ポジティブ感情

あなたは、ポジティブ感情と言えば、おそらく「喜び」とか「楽しさ」を思い浮かべるだろう。

確かに、それらもポジティブ感情だ。ただ、ここでのポジティブ感情とは、もっと広い意味がある。「穏やかさ」「優しさ」「思いやり」「冷静さ」なども含まれる。

簡単に言うと、ポジティブ感情とは、ネガティブじゃない感情全部のことだ。僕たちが悩んでいないときに感じている感情全部だ。

ポジティブの詳しい意味については「ネガティブの本当の意味とポジティブの本当の意味」を参考にして欲しい。

エンゲージメント度

ウェルビーイングは、もともとアメリカからきた概念なので、「エンゲージメント」というわけが分からない言葉が当てはめられている。

エンゲージメントとは、ものごとにどれくらい取り組んでいるかという基準だ。もっと、かみ砕いて言うと、どれくらい目の前の仕事に集中しているかということになる。

エンゲージメントが低いほど、僕たちは目の前の仕事に対して注意力散漫になっている。いわゆる怠けている状態だ。

エンゲージメントが高いほど、僕たちは目の前の仕事に没頭している。事の時は仕事もはかどるし、楽しい気持ちになっている。

意味・意義

これは、目の前の仕事にどれくらい意義を感じているかという判断基準だ。

意義とは、もっと具体的に言うと、「自分や人の幸せに貢献する」という意味だ。

自分や人が少しでも幸せになるなら、その仕事は意義があることだ。逆に、幸せにならないか、もっと悪ければ不幸になるなら、その仕事は意義がないことだ。

意義の大きさは、「幸せになる人の人数×幸せの大きさ」で考えると分かりやすい。

例えば、幸せの大きさが最高で10点だとする。

そして、あなたが何かをやって、それで幸せを感じたとする。この場合、幸せになる人の人数は1人だ。幸せの大きさは10点だ。だから意義の大きさは1人×10点=10になる。

じゃあ、別の例を考えてみよう。

あなたが何かやって、あなたを含む10人の人が、5点の幸せを感じたとしよう。この場合、意義の大きさは、10人×5点=50になる。

こんな感じで、僕たちは意義が大きければ大きいほど、よりウェルビーイングが高まるわけだ。

さらに、突っ込んで考えると、「幸せって何?」って話にもなるだろう。それが気になる場合は「幸せとは何か?幸せの本当の意味を探る」を参考にして欲しい。

達成度

これは何か決めた事をどれくらい達成できているかという判断基準だ。

自分で決めた事を80%達成できていると感じれば、達成度はそのまま80%だ。60%だと感じれば達成度は60%だ。

もちろん達成度が高いほど、ウェルビーイングは高まる。

関係性

これはどらくらい他人といい関係を築けているかという判断基準だ。

いい関係とは、困った時に助け合えて、楽しみを分かち合える関係だ。心理学的に言うと、そこに強い信頼関係が存在する関係性のことだ。

信頼関係があるからこそ、他の人にはできないお願いもできる。
信頼関係があるからこそ、他の人にはできない相談もできる。
信頼関係があるからこそ、他の人からは得られない安心感を得られる。

それは、親かもしれないし、兄弟かもしれないし、親戚かもしれないし、友人かも知れないし、近所の人かもしれない。

信頼関係が強ければ強いほど、また、その関係性が多ければ多いほど、僕たちのウェルビーイングは高くなる。

最後に一つ付け加えると、信頼関係を築く相手は、あなたの幸せに貢献する人の方がいい。

いくら信頼関係が強くても、相手が万引き犯だったとしたら、それはあまりいい関係とは言えない。

あなたの幸せに貢献する人とは、あなたの喜びを自分の喜びとして分かち合い、あなたの間違いを勇気を持って指摘し、あなたが困っているときには自分事のように助けに来てくれるような人のことだ。

そういう人は、あなたにとって善友と呼ばれる。善友は一生の財産だ。必ず大事にしよう。

ウェルビーイングをもっと詳しく知りたい方へ

一般的な幸せという概念と区別するためにウェルビーイングという概念を作ったことには意義があるだろう。

ちなみに、僕が「幸せ」という言葉を使った場合、このウェルビーイングのことを指している。

ここで確認だけど、ウェルビーイングとは、「悩みがない状態全て」だ。ない状態は僕たちは測定しようがない。

例えば、僕は前に扁桃腺をとる手術をしたことがある。そのとき全身麻酔を初めて体験したのだが・・・

well-being6手術は、だいたい一時間ぐらいだったらしい。

なぜ、「らしい」と言ったかというと、僕にとっては、一瞬に感じたからだ。

「はーい、麻酔しますね~。」と看護師さんに言われてから、「はーい。終わりましたよ。」と言われるまで一瞬なのだ。少なくとも僕にとっては。

だから、その空白の一時間の間にどんなことがあったかを説明するように言われても、僕は絶対にできない。

なぜかって?

僕にとっては、その一時間は「ない時間」だからだ。こんな感じで、「ないもの」を認識したり測定したりするのはとても難しい。

だから、僕の個人的な意見では、5つの要素でウェルビーイングを測定するというのはかなり無理があるように感じる。大体のところはつかめるだろうが。

健康もそうだ。健康とは病気がない状態だ。例えば健康診断をイメージして欲しい。

そこで測定しているものは健康という特定のものじゃない。病気があるかないかだ。

そこで、病気が見つからない=健康というわけだ。でも、診断していない場所で病気があるかもしれない。だから診断で完全に体にある病気全てをチェックできているわけじゃない。

ま、診断基準でチェックしたものに関して病気がなければ、一応健康ということしているわけだ。

だから

  • 太っていてもやせていても
  • 背が高くても低くても
  • 筋肉が多くても少なくても
  • 血圧が高めでも低めでも
  • おしっこが濃いめでも薄めでも

病気がなければ、健康なわけだ。だから色んな健康の形がある。特定の健康という形があるわけじゃない。

ウェルビーイングもこれと似ている。特定のウェルビーイング(幸せ)という形があるわけじゃない。だからつかみどころがない。

まとめ

ウェルビーイングとは「持続的な幸せ」という意味がある。具体的には「悩みがない状態全て」を包括した概念だ。ウェルビーイングには次のような特徴がある。

  • 幸せを特定の実体としてではなく、実体のない概念としてとらえようとしたところは的を得ている。
  • 5つの判断基準によって、何となくウェルビーイングがどんな状態を表しているのかが分かる
  • ウェルビーイングは本来ないものを、あるものの判断基準で計ろうとしているところに無理があると思われる。
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