ポジティブ

自己肯定感とは?自己肯定感の意味と原因

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

From:堀口寿人
ジンチョウゲをそえて

自己肯定感は最近になって、とくに注目されている言葉だ。

ネットの辞書で調べると、次のような意味が出てくる。

自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。 自己否定の感情と対をなす感情とされる。

これをもっとザックリ解釈すると、こういう意味になる。

自己肯定感とは「自分はOK」という感情。

ただ、これだと日本語としては不自然だ。というのも、感情は、「辛い」「楽しい」「嫉妬」とかそういったものだからだ。

「自分はOK」というのは感情を表す言葉じゃない。

「自分はOK」というのは感情じゃなくて、実は思い込みだ。そして、自己肯定感とは、そういった「自分はOK」という思い込みにくっついてくる感情の事だ。これが正確な意味になる。

ちなみに、自己否定感の場合は「自分はダメ」という思い込みにくっついてくる感情というわけだ。

僕たちの頭の中は大きく分けて2層構造になっている。その2層とは思考と思い込みだ。

詳しくは「自分に自信がない方へ。自分に自信をつける方法」で解説しているので、参考にして欲しいのだが・・・

self-affirmation2要点だけ話すと、思い込みと感情は頭の中で複雑なネットワークを作っている。

どういうことかというと、思い込みを引き出せば感情がついてくるし、感情を引き出せば、それに紐づいた思い込みが出てくるというわけだ。

さて、これで自己肯定感の意味については分かってもらえたと思うが、これだけだと味気ないので、もう少し興味深い話をしたいと思う。

日本人は自己肯定感が低い?

内閣府が行った調査で、「平成26年版 子ども・若者白書」というものがある。その中で、日本と海外の国々の若者の自己肯定感を調査したレポートがある。

それが、これだ。

self-affirmation3

self-affirmation4

この2つは自己肯定感というテーマで調査されたものだが、見てどう思うだろうか?

どちらも日本が一番低いのが分かる。これはつまり「日本の若者は自己肯定感が低い」ということだ。

「問題は、何で他の国と比べてこんなにも差が出てしまうのか?」ということだ。

日本人の遺伝子には、海外の人にはない、自己肯定感を低くするプログラムが含まれているとでもいうのだろうか??

もちろん、そんなことはない。

また、ここで自己肯定感の意味を思い出してほしいのだが、自己肯定感とは「自分はOK」という思い込みにくっついてくる感情のことだった。

自己肯定感が低いということは、「自分はダメだ」とか「自分はイケてない」とかいう思い込みがあるということだ。

そういう思い込みはどこから来るのだろうか?

なぜ自己肯定感が低くなるのか?

自己肯定感の原因を調べる調査

ここで、もう一つのグラフを見て欲しい。またさっきの内閣府の調査から持ってきたものだ。

self-affirmation5

ちょっと見にくいグラフだ。グラフが4つあって、それぞれ上下の2段に分かれている。

例えば、左上の(1)を見てみよう。

  • 家族といるとき充実していると感じている人が上の段だ。
  • 家族と入るとき充実していないと感じている人が下の段だ。

それで、充実している人の方が自分への満足感が高い、つまり自己肯定感が高いという結果が出ている。

(2)~(4)も同じように見ていくと・・・

家族関係・学校生活・職場生活が充実して、親から愛されていると感じる若者ほど,自己肯定感が高いということが分かる。その差は歴然だ。

思い込みと自己肯定感

何が言いたいかというと、「自己肯定感の高さ」と「まわりからどう扱われているか」は、高い関係性がありそうだということだ。

これはあなたも実体験で感じているはずだ。

僕たちは、人から何回も言われたことを真実だと思い込む修正がある。

代表的な思い込みの例は「名前」だ。

あなたの名前が分からないので、僕の名前を例に出そう。僕の名前は「寿人(ひさと)」だ。

そんな僕が町を歩いていて、人を呼ぶ声を聞いたとしよう。

self-affirmation6「たろうーーーーー!」

僕は、反応しない。知らない人が知らない人の名前を呼んでいると思うだけだ。

でも・・・

「ひさとーーーーー!」

僕は、急に反応する。瞬間的に「誰だ?僕を呼ぶ人は?」と、振り返る。心拍数は上がって感情が高鳴る。

でも、僕が生まれたばっかりの時は、もちろんこんな反応はしなかったはずだ。というのも、自分が「ひさと」だと思っていなかったからだ。

じゃあ、何で僕が自分を「ひさと」だと思い込むようになったのか?

それは、何度も何度もまわりから、そう呼ばれたからだ。それ以外に何の根拠もない。僕を「ひさと」だと証明するものは、思い込み以外何もないのだ。

「自分はダメだ」という思い込みに対しても、同じ原理が働いている。

親やまわりから「お前はダメだ」と言われ続けると、「そうか。自分はダメなんだ」と思い込むようになる。そこには何の根拠もない。

逆に「自分はOK」と思う場合も同じだ。

スティーブジョブズが小さいころから父親に「お前は特別な人間だ」と言われ続けたという話がある。そんな彼がアップルという巨大企業を作った。おそらく彼はとても高い自己肯定感を持っていたはずだ。

話を元に戻そう。

親やまわりから「お前はダメだ」と言われ続けると、「自分はダメだ」という思い込みができることをお話した。

じゃあ、もっと突っ込んで考えると、「お前はダメだ」と人を否定する親の自己肯定感はどうなっているのだろうか?

自己肯定感の低い人の親の自己肯定感は?

意識レベルの高いあなたであれば大体気づいていると思うが、人を否定する親の自己肯定感は同じく低い。

これは簡単な原理で、オレンジをイメージして欲しい。

self-affirmation7オレンジをギュッとしぼると何が出るだろうか?

そう、正解。オレンジジュースだ。

間違ってもリンゴジュースは出てこない。

人の頭の中も同じだ。頭の中が否定感いっぱいの人は、自分も人も否定する。そして、その頭の中の否定感は人からの影響で作られていることが多いわけだ。

これまでの話を整理すると、このことをよく理解してもらえると思う。

そう考えると、ある意味で自己肯定感の低い人の親も犠牲者なわけだ。僕たちは、誰も好き好んで自分や人の自己肯定感を下げたいとは思わない。

じゃあ、なぜ親の自己肯定感が低くなってしまったのか??

もう、お分かりだと思う。親も自己肯定感が低くなるような辛い経験をしてきたからだ。

そんな感じで、自己肯定感の低さは世代にわたって伝えられているわけだ。一子相伝の北斗神拳のように。

そうやって、ずーっとたどっていくとどこに行き着くのだろう?

戦後の教育と自己肯定感

これは、僕の持論だが、今の日本人の自己肯定感の低さは戦後の教育が大きな原因の一つじゃないかと思っている。

もちろん、原因はそれだけじゃないし、ここではっきり断言できるものじゃない。だから、参考程度に聞いて欲しい。

戦争でアメリカに負けた日本は、アメリカの言いなりになる形で、戦後の教育を再構築したことは有名だ。

その中の一つにウォーギルトインフォメーションプログラム(戦争の罪の意識を刷り込む情報宣伝計画)がある。

その目的は、日本人の愛国心や誇りを取り除いて、日本人を烏合の衆にすることだった。その目的のために、ニュースや映画などあらゆるメディアで、放送が繰り返された。

そして、何度も同じことを聞かされるうちに、思い込みの原理によって、「戦争を起こしたのは日本であり、日本が全て悪いのだ」と思い込むようになったわけだ。

もっと平たく言うと、日本はアメリカから「悪いのはお前たちだ!」と何度も言い聞かされることで、「自分たちが悪い」という思い込むようになったということだ。

だから、もしあなたが自己肯定感が低いとしても、それはあなたのせいじゃない。そして、あなたのまわりで自己肯定感が低い人がいたとしても、それもその人のせいじゃない。

そのことだけは覚えておいてほしい。そうすれば、心の中から戦争がなくなるはずだ。

まとめ

自己肯定感とは「自分はOK」という思い込みに紐づいている感情のことだ。

思い込みは、何度もまわりから聞かされることによって作られる。でも、その思い込みには全く根拠はない。

自己肯定感が低い親は、子供に対しても、自己肯定感が下がるような言葉を浴びせがちだ。だから、子供も自己肯定感が低くなる。こうして、自己肯定感の世代間連鎖が起こる。

もし、あなたの自己肯定感が低くても、あなたのせいじゃない。自分を許そう。

もし、あなたのまわりの人の自己肯定感が低くても、あなたのまわりの人のせいじゃない。まわりの人を許そう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

無料:ポジティブ思考をどんどん増やすワークブック

  • ポジティブな思考が身につく
  • 自分が成功している実感がもてる
  • 自分が成長してきた歴史に気づける
  • 自分を力づけられるようになる

今すぐ無料ワークブックをダウンロード

コメントを残す