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なぜ執着すると辛くなるのか?

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心理カウンセラーの堀口寿人です。

『執着を手放しなさい!』

一度は聞いた事があるフレーズかもしれませんね。

このフレーズについて、どれくらい『その通りだな~』って思いますか??

30%くらい?
50%くらい?
100%?

頭で考えると、『まあそれもそうかな~』って思えるんですけど・・・

でも、どっかで私たちは

『執着した方が幸せになれる』

って思ってるフシがあるんですね。

だから

  • 好きな人に執着し
  • 食べ物に執着し
  • お金に執着し
  • 今のものの見方に執着してしまいます。

今回はそんな執着というテーマについての物語。

例によって2回に分けて配信します^^

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昔、川のほとりに大きな湖がありました。

雨が降ったりして水が多くなると、川と湖がつながって一つになります。そして、晴れた日が続くと、また別々になるのでした。

その湖にはたくさんのカメが住んでいました。カメはずっとその湖に住んできたので、

『今年は雨が多く降るな』とか
『今年は日照りが続くだろう』とか

が分かりました。

さて、その年はとても暑い年でした。水がかれて今にも干からびそうです。カメたちはその事が分かっていたので、水が多いときに急いで川へ移りました。

しかし、1匹のカメだけが行こうとしません。

仲間のカメたちは彼に聞きました。

『なぜ君は川へ移らないんだい?今年は日照りになる年だよ!』

すると、そのカメは、

『分かっているよ。でも僕にはこの住み慣れた場所が心地いいんだ。絶対に離れたくないよ!』

と言って、その湖にとどまりました。

そして、夏がやってきました。とんでもなく暑い夏です。湖の水は枯れはて、泥だけに・・・。

『どうしよう。体が乾いてしまうよ。』

湖に残ったカメは考えて、泥の中にもぐる事にしたのです。

そこに一人の若者がやってきました。その若者は陶芸家の息子として生まれ、陶芸の修行をしていました。

いつも、同じ場所で陶芸のための泥を取りに来るのです。その日も若者は鋤(スキ)を泥の中に振り下ろしました。

すると、

『ギャー!!』

鋤はカメの甲羅に刺さってしまったのです。

カメは苦しみました。そして一言言いました。

『ああ、こんな事なら湖に執着するんじゃなかったよ。みんなと一緒に川に行けばよかった・・・。』

と泣きながら後悔しましたとさ。

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さて、いかがでしたか??

理性的に考えれば、川へ移ったほうが快適に暮らせたはずです。

ただ、これまでの状況に感情的に執着してしまったために、カメさんはツラい目にあってしまいました。

そうです。

執着すると盲目になってしまうんですね。

例えば、目の前に落ちている1000円に執着すると、となりに落ちていた10000円に気づかなくなるようなものです。

同じように、今の自分の考えに執着すると、もっと幸せを感じられるはずの考えに気づかなくなります。

そして、

『こんなはずじゃない!こんなはずじゃない!』

と苦しむことになってしまいます。

さて、あなたを苦しいと感じるときはどんなときですか??そのとき、あなたはどんなものの見方に執着しているのでしょう??

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