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3つ子の魂100まで

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From:堀口寿人

昔の話。

「はい、これあんたの分ね。」

ある日母親から渡される7冊のアルバム。

「身辺整理の意味も込めてまわりのものを処分したいの。で、これ、いずれあんたに渡さなきゃと思ってたから。」

母は付け加える。

「あんたは私たちが苦しめたと思ってるかもしれないけど、どれだけあんたを大事に思ってきたか。これを見ると少しは分かってもらえると思う。」

確かに、このときは、まだ僕は「両親から苦しめられてきた」という思いを強く持っていた。

気が遠くなるほど長い間開けていなかったアルバム。その存在自体もすっかり忘れていた。

でも、よく見ると、どの柄も、かすかに記憶に残っている。

(確かに、このアルバムに僕は昔出会ったことがある。)

ふと、おもむろに開けてみる。

誰だこの女性??
見覚えはあるような、ないような・・・・

嬉しそうに、赤ん坊を抱いている。

・・・・

あっそうか。母親だ!

そこには今の自分よりもずいぶん若い母親が。あまりに若くて誰かちょっと分からなかった。

そこで、ふとよぎる。

「ああ、そうか・・。どんなときも親は自分のことを愛してくれていたんだ。」

母親が写真に写っているのは、そう多くない。そこから考えると、このほとんどの写真は母親が撮ったものだろう。

母はどんな気持ちでフィルムを除いていたんだろう・・・

そう考えると、当時の母の気持が痛いほどよく伝わって来る。

一枚、また一枚。

幼いときのストーリーがよみがえる。

・お風呂に入れてもらっているところ
・何気ない家族団らん
・運動会で旗手をしているところ
・海へ行ったこと
・動物園へ行ったこと
・誕生日のお祝い
・お泊りの旅行
・学芸会で出し物を披露している
・たわいもない日常

あれっ何この感じ・・・?

胸が苦しい!喉もいたい!涙がこらえられない!

急いで、自分の部屋へ駆け足で向かう。涙を見られないように。

バタン!!そして、急いでドアを閉める。

おーー!おーーー!

自然に声が出てしまう。涙も止まらない。苦しい。切ない。

僕はどこかで未だに誤解していた。親が自分を苦しめてきたと。
でも、自分より若い親は、自分なりに精いっぱい子供に向き合ったんだ。
確かに厳しい事もたくさんされた。
でもそれは下手くそな愛情表現の表れだったんだ。

写真の一枚一枚が、そのことを雄弁に語っている。さんざん泣き疲れた僕は、そのまま寝た。

・・・・

現在。

今は、両親との関係はウソのようによくなっている。

例えば、両親の言動がほとんど気にならなくなった。前は仕事が終わるとテレビに張り付いている母の行動がとても嫌だった。

でも今はあんまり気にならなくなった。

「ああ人生の大半を僕に費やしてくれて、それでやっと最近できたゆとりを楽しんでいるんだ」と思うと、何も言えない気分になる。

子供のころの記憶って、事実とかけ離れていることが多い。

子供ながらに辛い日々だけ切りとって、その記憶が残る。そして大人になって「ああ自分の子供時代は辛かった」って思うわけだ。

小さい子供に親の気持は分からない。ただ、下から上を見上げるだけだ。

でも、横から見た時、また違ったように見えることはよくある。

例えば、マンションの1Fと5Fでは見える景色が、まるで違う。

だから、大人になった今の視点で、もう一度当時の親と会話してみると、また違う事実が見えてくる。

3つ子の魂を100まで持っていてはいけない。

3歳には3歳の視点、30歳には30歳の視点、50歳には50歳の視点があるはずだ。

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