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イライラをおさえるミニレッスン

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心理カウンセラーの堀口寿人です。

最近イライラしたことはありますか??

  • 旦那にイライラ?
  • 姑にイライラ?
  • 子供にイライラ?
  • 友達にイライラ?
  • 自分にイライラ?

私たちのイライラは尽きることがありませんね。

しかし、あるポイントをつかめば、イライラをぐっと減らすことができます。

そのためにはイライラの裏側を知る必要がありますね。例えば、こんなお話はいかがでしょうか??

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昔ある国に一人の王子がいました。その国では王子を教育するために、わざと国外へ留学させるのがきまりでした。王子が16歳になったころ、王様は王子に言いました。

『お前ももう16歳。タッカシラー国の先生の下で学芸を学んできなさい。』

そう言うと、靴と日傘と1000金を手渡しました。

『かしこまりました。父上。』

軽快に返事をした王子は、タッカシラー国の先生の下へ向かいました。
無事に先生の下へたどり着いた王子。王子は先生に敬意を持ってあいさつします。

『先生こんにちは!』

すると先生は答えました。

先生『君はどこから来たのだね!?』

王子『バーラーナシー国からです。』

先生『だれの息子かね?』

王子『バーラーナシー王の息子です。』

先生『何のために来たのかね?』

王子『学芸を学ぶためでございます。』

そう言うと王子は先生に、授業料の1000金を手渡しました。

さて、先生に弟子入りした王子。そんな先生と王子はある日、川へ身を清めに行きました。

するとそこには一人の老婆がいました。その老婆は、おにぎりを広げて食べようとしていました。

それを見た王子は、

『僕もあのおにぎりが食べたい!』

そう思い、先生の目を盗んで老婆から一つおにぎりをとって食べてしまったのです。

老婆は
『何て食いしん坊な子だろう。』
と思いましたが、そのときは注意せずにだまっていました。

それからというもの、王子は先生と川へ行くたび、先生の目を盗んで老婆からおにぎりを取り上げて食べるようになりました。

そんなことが3日続いたころ、老婆は思いました。

『裏で誰かこの若者に、おにぎりを盗むように命令している人がいるんじゃないか??』

すると、老婆の目に涙があふれ、その場で老婆は号泣してしまったのです。ことの異変に気づいた先生は、すぐに川から上がりかけ寄りました。

『どうしたんですか?おばあさん。』

先生がたずねると、

『先生ですか?あなたの弟子が毎日毎日私のおにぎりを盗んで食べるんですよ!』

と老婆は泣いてうったえました。

『おばあさん。泣かないで下さい。彼にお金を払わせますから。』

『先生。私はお金が欲しいのではありません。この若者が二度とこんなことをしないようにして欲しいのです。』

すると先生は
『分かりました。では見ていてください。』
と答え、竹の棒を1本拾い上げました。

そして、『二度とこんなことをしてはいけない!』と王子の背中を3回打ちました。

先生を尊敬して慕っていた王子は驚きました。そして、このことがきっかけで王子は先生を憎むようになってしまったのです。

その日から王子の心は変わりました。先生への復讐を心に秘め、学芸に専念するようになったのです。

そして卒業の日。

王子は先生にあいさつしました。

『これで私はバーラーナシー国へ帰ります。また先生のもとへ使いを出しますので、その時はぜひバーラーナシー国へ遊びに来て下さい。』

さて、バーラーナシー国へ帰った王子は、父である王に学芸を披露しました。

それを見た王は感心し、

『今こそ王位を息子にゆずろう!』

と宣言しました。

王になった王子。大きな権力を手に入れ、王子は何不自由ないかに見えました。でも、実際は、いまだに先生へのイライラが消えずにいたのです。

そこで、

『絶対に先生を痛い目に合わせるんだ!』と考え、先生のもとへ使いを送りました。

しかし、先生もそのことはお見通しでした。

『今行っても若い王は、私の真意を分かってくれないだろう。』
そうやって、申し出を断りました。

そして数年たったある日。王はまた先生のもとへ使いを出しました。

そのときに先生は決心しました。
『今なら王を説得できるはずだ』

そして、先生はバーラーナシー国へ行きました。先生を見た王はイライラした顔で、言いつけました。

『今でもまだ先生に打たれた背中が痛むのだ!先生、あなたも今日痛い目にあっていただかなくてはならない!』

それを聞いた先生は答えました。

『王よ。もし私があのとき戒めなかったら今頃どうなっていただろう?
盗みがだんだんひどくなり、そのうち盗賊となって、逆に王の前に引き出されることになったでしょう。
今そうやって立派な王様になっているのは誰のおかげでしょうか?』

それを聞いた大臣たちも言いました。
『王様。今この国が安泰なのもすべて先生のおかげでございます。』

すると、王もそれを理解し、

『先生、私は誤解していました。この国は先生こそ王になるにふさわしいと思います。』

と言いましたが、先生は

『王よ。私には国は必要ありません。』
と、国王になることを辞退しました。

しかし、王の気持ちはおさまらず、先生には生涯お金や食べ物を送って先生へ恩返ししましたとさ。

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いやー長いお話でしたね^^;

ポイントはいつの間にか、王の気持ちが変わっていたところです。
最初はイライラしてたのに、最後には感謝になっていましたね。

何がきっかけだったか分かりましたか??

それは、

王が自分の誤解に気づいたことですね。

王はずっと学生時代から誤解していました。
背中を打った先生は悪者で悪意があると。

しかし、そこには実は愛があることが分かったとたん、王は変わったのですね。

そして、そこまで恨むということは、本当は王もずっと先生のことが大好きだったのです。

大好きだからこそ、背中を打たれて強いショックを受けたんですね。

このお話って人事だと思いますか??

実は私たちのまわりに、『誤解から来るイライラ』って結構あるものです。もし、まわりにイライラしたとしたら、誤解をとくチャンスかもしれません。

その時は自分にこう聞いてみます。

『私は今どんな誤解してるんだろう?』

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